血液の汚れと不妊症

【傷病の原因は血液の汚れと循環不全】

血液の汚れや流れが滞った状態のことを、東洋医学では「瘀血(おけつ)」と言います。

血液が全身の37兆個の細胞隅々にまで、酸素など人体の生理機能に欠かせまい物質を運んでいるため、瘀血は細胞に負担が掛かりることは容易に想像できると思います。

これは単に生理機能に悪影響があるだけではなく、傷病にも関わっています。

傷病とは例えば肩こりや腰痛など運動器に生じる痛みや痺れや、様々な疾病のことを指します。

不妊症においてもこの瘀血はリスク要因と考えられており、この改善が質の高い卵子を造り、授かりやすい身体になると考えられています。

きれいな血液を造って正常に循環する身体になれば必ず「自然治癒力」が働きます。

では、きれいな血液を造るにはどうすればよいか・・

それは小腸の環境改善です。

小腸は植物で言えば根っこです。根腐れを起こすと枯れてしまいます。それと同様人間は小腸の働きが悪いと病気になるのです。消化吸収・解毒作用・造血作用など全てが小腸の働きです。


【小腸内で発酵、腐敗するかが健康を左右】

栄養素は摂取量ではなく吸収される量で考えなければなりません。吸収されない分は腸内で腐敗または発酵します。腐敗すれば血液は汚れ、発酵すればきれいになります。発酵させるためには発酵しやすい食物を摂ることと、小腸の働き(腸内環境)をよくすることが大切です。世の中には様々な健康法がありますが、判断基準は、「発酵」するか「腐敗」するかという事です。

結論は、「発酵する物を食べ、腐敗する物をやめましょう」血液を変えない限り、身体は変わりません。小腸が変われば血液が変わります。

【小腸内を健全に保つには】

食生活の改善が一番大切です。穀物・発酵食品・ミネラルや葉緑素のが大切です。世の中には様々な健康法がありますが、判断基準は、「発酵」するか「腐敗」するかです。繊維やミネラルの多い野菜・海草などは善玉菌(乳酸桿菌など)のエサになります。善玉菌の嫌うもの=悪玉菌(ウエルシュ菌など)により腐敗するものは動物性タンパク質や酸化した脂質、そしてお砂糖やグルテンです。

そして最も嫌うものは食品添加物・農薬・医薬品などの化学物質です。化学物質によるダメージは食生活を改善してもなかなか元には戻りません。

【発酵しやすい食べ物】…主食(ご飯、穀物)、発酵食品、繊維とミネラルの多い野菜や海藻類

【腐敗しやすい食べ物】…動物性食品やタンパク質の過剰摂取(肉、魚、乳製品など)

【酸化しやすい食べ物】…高温で調理した脂質の過剰摂取(炒め物、揚げ物、焼肉など)

妊活と腸活は切れない関係性があります。不妊症でお悩みに方はこの点についても詳しくご説明いたしますので、お気軽にご相談下さい。

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