リウマチ(自己免疫疾患)

~関節リウマチとは~

 体のあちこちの関節が痛む病気。初期症状としては朝のこわばりが現れる。同時に体のだるさや発熱、下痢などの全身症状を訴える方も少なくない。(これは風邪の症状であり、ウイルスとリンパ球の闘いによって始まる病気と言える。)

                                                                  ~発症原因~

 1.リウマチの多くは「パルボウイルス」の感染をへて発症するという研究がある。
 2.しかし、免疫革命で有名な安保教授は他に「風邪ウイルス」が関与していると述べている。
 (ただし、パルボウイルスは風邪ウイルスと同様、ありふれたウイルスであるため、誰もが50~60歳までには感染し、免疫が作られため、ウイルスだけではなく他にも原因が考えられる。)
 3.その原因は「身体にかかる様々な負荷(ストレス)」である。

 

 ~メカニズム~

 1. リウマチ患者の血液中には、正常値を大幅に超える「顆粒球」の増加と、「リンパ球」の減少が認められる。
 2. 関節液中の白血球にいたっては、その「98%が顆粒球」。
 3. 1.2.より、リウマチは「リンパ球の急性炎症」で始まり、それが「顆粒球の慢性炎症」に移行した病気と理解できる。
 4. 顆粒球は周囲に細菌があるときには「化膿性の炎症」をつくるが、無菌の関節内では「活性酸素を放出」して周囲の組織を破壊する。
 5. 4.により異常になった自己細胞が関節内に現れる。
 6. 5.を処理するのが、NKT(胸腺外分化T細胞)である。NKTは異常自己細胞を専門に処理する。<外来の敵を攻撃するリンパ球より進化が古い。つまり、外来の敵を攻撃するのが新しい免疫系だとすれば、NKTは古い免疫系と言える。>
 7. 6.が処理する際、関節には炎症が生じ、発熱や腫れ、痛み等の症状を伴う。(これは傷ついた細胞を修復するときに起こる「治癒反応」である。)このとき、新しい免疫系のリンパ球は減少する。従って、リウマチは(新しい)免疫系が抑制された「免疫抑制の病気」と言うことができる。

 

 ~現代医学の解釈~

 リウマチは過剰な免疫反応によって生じる「自己免疫疾患」ととらえている。つまり、本来なら外的を攻撃するはずのリンパ球が、間違って自己細胞を破壊し、結果、炎症が生じていると考えられている。そこで、現代医学ではリンパ球の過剰な反応を抑え、関節の炎症を消すために、「ステロイド剤や免疫抑制剤、消炎鎮痛剤」を使用する。

 

 ~リウマチを治癒に導くには~

 1. 免疫抑制剤、ステロイド剤、消炎鎮痛剤を離脱すること。(難治化させる因子)
 (これらは、交感神経緊張状態を促し、血流障害を助長させ組織の修復を妨げる。特にステロイド剤の作用は強く、長期使用すると激しい冷え、不安、不眠等、様々な体調不良を招く。)

 2.1. を使用する場合、短期間の炎症を抑える目的で使用し、長期の維持療法としては使用しないようにする。薬を止めると、関節に激しい発赤、発熱、痛みが生じて体がだるくなる。(これらは、血流が回復することで生じる治癒反応と理解し、安静にする。)

 3.薬の離脱後も1年は発熱と痛みの炎症を繰り返すことになるが、脱却のためには必要なプロセスである。

 4.ライフスタイルを見直し、内、外的ストレスを遠ざけるとともに、積極的に自律神経の働きを整え、血流改善に努める事。
 (例:体調のいい日は早起きをし、体操や散歩等で体を動かす。夜はゆっくり休んで楽しい食事をする。ぬるめのお湯にのんびり浸かる。)

 

鍼灸治療はリウマチに有効とされています。

自己免疫疾患には特にお灸が効果的です。お灸は免疫のバランスを整える作用があることが分かっており、免疫が低ければ上がる、過剰な反応があれば下げてくれます。

リウマチなど、自己免疫疾患もお気軽にご相談下さい。

 

西宮/苦楽園 鍼灸整骨院 悠玄堂

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