往診先の患者様。
脳梗塞を発症し退院後に訪問した際の出来事です。
お会いしたのは2年前。現在はスタッフの先生が担当しています。今年1月に脳卒中でご入院。私が昨年末の様子伺いで訪問した際の記憶と現在の様子が180度変わっておられました。
お辛いことでしょう。
「◯◯さん高原です。今日はお会いできて嬉しいです。(心の中ではよく頑張られましたね。)」
と声を掛けると、喋るのも辛そうで笑顔はありません。
スタッフと一緒に介入し状態確認と治療をすると顔色が良くなっていることや麻痺側のキッキングにも手応えを感じました。大丈夫だ。
患者さんには「◯◯さんもう大丈夫だから安心してください。」そう伝え終え、2日後の本日。
介入時は前回より顔色が良くなっていましたが、まだまだ非常にお辛い。本日は担当者のスタッフに介入を任せ注意事項などの助言に回りました。
終えると笑顔が見られ
私は「◯◯さんお疲れ様でした。また来週来るので宜しくお願いします。今日もありがとうございました。」
そう伝えると、
「先生ありがとうね、頼んだよ。見捨てないでね、、」と。
それを聞いた私は右手を差し伸べると、
患者さんも手を差し伸べしっかりと握手を交わしました。
私は「大丈夫です。我々に任せて下さい。2年前にお会いした時もそうでしょう?見捨てることはしませんから。」
それを見ていたスタッフの先生や施設の関係者の方々も、患者さんの想いを感じ取ってくれた事と思います。
この患者さんは認知症がありますが、私の顔は覚えて下さっていて、本当に素敵な笑顔の方なんですよね。
お部屋にはお孫さんがお祖母ちゃん(患者さん)を書いた絵を飾っていてとても愛情深いご家族です。
それは患者さんがそういうお方なのでそうでしょうね。
スタッフの先生と退出し、帰り道で話し合いながら、◯◯さんの笑顔を取り戻そう、そう誓いました。
お電話ありがとうございます、
鍼灸整骨院 ナチュラルスタイルでございます。