肌が荒れる原因は様々ですが、乾燥性の場合は特に『肺』の機能を意識したい所です。肺に関してメディカルでは呼吸という役割ですが、東洋医学ではお肌に潤いを与える水分代謝に働くと考えています。そして『肺と大腸は表裏関係』という教えがあって肺には大腸を見ます。
メディカルでも『大腸の機能は呼吸器に影響する』とか『腸内環境がアレルギー疾患に関わる』、といった論文も出ていますよね。東西医学から考えても『肺と腸は互いに影響しあっている』ことが分かります。
あと、東洋医学ではそれら以外にも考えがあって『五行』という大事な教えには春は肝の影響が出やすい季節と言います。
肝は自律神経に関わり、その悪影響は五行の相剋関係に当たる『脾』に出ます。脾とは消化器系のようなイメージで(※細かいことを言うと違います)、肝の影響で脾が虚する(弱くなる)と考えます。その為、春のこの時期に自律神経症状から胃腸障害が出やすいのも理解ができると思います。
話は肺じゃなかったの⁉️ですが、
鍼灸治療では五行の教えから「肺経」の治療に対して「脾経」にアプローチをします。
もちろん、肺(表裏の大腸)にもしますが、『脾と肺は母子関係』と考えていて、肺に影響があることは脾に原因があるだろうと考えるわけですね(^-^)
例えばアトピー性皮膚炎の方は肌に症状があり大腸や肺も影響がお肌に出ている、けれどそこだけに意識を向けるのではなくて、肝や脾の調子を整える治療をすることもあります。
そして私が養生法として助言することは、食養で胃腸を労ってあげることや呼吸法の実践、口呼吸を止める事はアレルギー疾患に非常に良いのでオススメします。
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鍼灸整骨院 ナチュラルスタイルでございます。